【感想】ミュージカル スリル・ミー
ミュージカル スリル・ミー
2019/01/05 19:30公演(松下×柿澤)
2019年観劇初めはこの作品だった。
友人がこれ観たい〜と言っていて、面白そうだったのでチケットを一緒に取った。
取れるまでは今まで何度も上演されてきていて、人気の公演とは知らずに…。
事前にあまり情報を入れずに年を明けたが、1回で噛み砕けるか自信がなかったので、元の事件の概要のみ直前に予習していくことにした。
これは正解だった。
1回しか観劇予定がない場合は多少なり予習していく方が私にはあっている。絶対もう一度行きたくなるので…。
あとなんかチューするっぽいな、という情報のみで臨んだ。
開場後パンフを購入。
立ち読みしてる間に、「母と暮せば」で松下さんを一度観てることに気づく。
情報仕入れなさすぎて笑える(笑)
会場に入ったとき、狭!暗い!と思った。
さらに座ったら座ったで最下手だったのでちょっと不安だった。
結果見えないは見えないなりに気にならなかった。妄想で補った。
開演時間になったあと、会場が波を打ったように静かになりとてもドキドキしていた。
最初に後ろから足音がした時は普通に誰かが遅れて入ってきていたんだと思った。
まさかしょっぱな降臨とは…。
ゆっくりゆっくり歩んで舞台に上がった。
以下は順不同の雑感です。整理するかもしれないけど。
松下さんの19歳と53歳の演じ分けがすごくて。
53歳の時は裁判で供述しているところだから、両手を前で組んでいるんだけど、その佇まいや声の出し方喋り方まで何がどうというわけではなく全てで時の経過を物語っていた。
柿澤さんは色気がすっごい。
目線から指先から溢れ出るアレ。
その彼の動きに期待したり落胆したりする私に心がぎゅっとしていた。
全体を通してだと、私の乏しい観劇経験からもミュージカルという感じがほとんどしなかった。
話すように歌うというのはまさにこんな感じかと。
ピアノ1本の劇伴がシンプルで良い。シンプルイズベスト。
燃える時の音が、めちゃくちゃ低く振動していて耳やられた。
超サラウンド。
彼が柱を足でバァン!!って蹴った時や盗んだ荷物が上から落ちてきた時はめっちゃびっくりした。
去年は推しが出る作品を追うので精一杯だったが、今年はそのほかのものも色々みてみたいなあと思っている。
(推しが今年の出演作品を何も発表してないのもあるけど)